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2025年(令和7年) 6月6日金曜日 AM 05時26分 (JST)
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「あおもり歴史トリビア」第652号(令和7年5月16日配信)
「あおもり歴史トリビア」第652号(令和7年5月16日配信)
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〈青森市メールマガジン〉
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こんにちは。歴史資料室の竹内です。現在大阪で開催されている大阪・関西万博で展示されている「月の石」が展示の目玉とニュースで紹介されていました。今回は宇宙つながりで昭和59年(1984)に青森市に落下した青森隕石をご紹介します。
宇宙から大気圏に突入し燃え尽きずに地上に落下した岩石、流れ星の燃え残りを隕石といいます。主に小惑星帯から来たと考えられており、鉄や石、またはその混合物で構成されています。
落下場所は青森市南佃にある小倉印刷所でした。6月30日の午後、ボイラーが爆発したかのような大きな音がして、店主の小倉さんが驚いて外に出たところ、出窓の屋根に大きな穴が開いているのを見つけ、出窓には石が乗っていました。小倉さんはこの石は屋根を突き破って落ちてきた隕石ではないかと考え、仕事中聞いているラジオ局、青森放送へ問い合わせました。
青森放送は気象台や文化センター(現中央市民センター)へ問い合わせましたが詳しいことはわからず、青森高校に問い合わせたところ、同校物理学教諭の小田桐茂良さんに連絡がつき、現物を確認してもらいました。小田桐さんは石の密度を測定し、密度が大きかったことから隕石である可能性が高いと考え、翌7月1日国立科学博物館の村山定男理化学部長に連絡しました。
連絡を受けた村山さんは隕石を確認するため7月2日の朝新幹線に飛び乗り、夕方には青森に到着しました。移動の間、「本当に隕石だろうか」と気になってしかたなかったそうですが、小倉さん方で現物を確認したところまさに隕石の感触でその新鮮さは「びっくりするほど」だったそうです。屋根に開いた穴も村山さんによって隕石が貫通してできたものと確認されました。7月5日の東奥日報には「宇宙から45億年の旅、屋根からコンニチハ」という見出しで青森県初の隕石であると掲載されています。
この隕石は落下の衝撃で大きな2つの破片と小さな破片数個に割れ、集めると全部で約320gありましたが、どのかけらも元の形にくっつく面がないことから、砕ける前には400〜600gはあったと考えられています。この隕石は「青森隕石」と名付けられ、2つの破片のひとつは県立郷土館が小倉さんから借用しています。もうひとつは国立科学博物館に寄贈され展示されています。
※今回の内容は『コロコロ・STONE −あおもり石ものがたり−』(2018年 青森県立郷土館)、『日本の名随筆別巻16 星座』(1992年 作品社)を参考にしています。
《問合せ》
青森市民図書館 歴史資料室
青森市新町一丁目3番7号
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
青森市メールマガジンをご利用いただき、ありがとうございます。
登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html
[登録者]
青森市
[言語]
日本語
[エリア]
青森県 青森市
登録日 :
2025/05/16
掲載日 :
2025/05/16
変更日 :
2025/05/16
総閲覧数 :
22 人
Web Access No.
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宇宙から大気圏に突入し燃え尽きずに地上に落下した岩石、流れ星の燃え残りを隕石といいます。主に小惑星帯から来たと考えられており、鉄や石、またはその混合物で構成されています。
落下場所は青森市南佃にある小倉印刷所でした。6月30日の午後、ボイラーが爆発したかのような大きな音がして、店主の小倉さんが驚いて外に出たところ、出窓の屋根に大きな穴が開いているのを見つけ、出窓には石が乗っていました。小倉さんはこの石は屋根を突き破って落ちてきた隕石ではないかと考え、仕事中聞いているラジオ局、青森放送へ問い合わせました。
青森放送は気象台や文化センター(現中央市民センター)へ問い合わせましたが詳しいことはわからず、青森高校に問い合わせたところ、同校物理学教諭の小田桐茂良さんに連絡がつき、現物を確認してもらいました。小田桐さんは石の密度を測定し、密度が大きかったことから隕石である可能性が高いと考え、翌7月1日国立科学博物館の村山定男理化学部長に連絡しました。
連絡を受けた村山さんは隕石を確認するため7月2日の朝新幹線に飛び乗り、夕方には青森に到着しました。移動の間、「本当に隕石だろうか」と気になってしかたなかったそうですが、小倉さん方で現物を確認したところまさに隕石の感触でその新鮮さは「びっくりするほど」だったそうです。屋根に開いた穴も村山さんによって隕石が貫通してできたものと確認されました。7月5日の東奥日報には「宇宙から45億年の旅、屋根からコンニチハ」という見出しで青森県初の隕石であると掲載されています。
この隕石は落下の衝撃で大きな2つの破片と小さな破片数個に割れ、集めると全部で約320gありましたが、どのかけらも元の形にくっつく面がないことから、砕ける前には400〜600gはあったと考えられています。この隕石は「青森隕石」と名付けられ、2つの破片のひとつは県立郷土館が小倉さんから借用しています。もうひとつは国立科学博物館に寄贈され展示されています。
※今回の内容は『コロコロ・STONE −あおもり石ものがたり−』(2018年 青森県立郷土館)、『日本の名随筆別巻16 星座』(1992年 作品社)を参考にしています。
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TEL:017-732-5271
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