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2025年(令和7年) 4月16日水曜日 PM 08時29分 (JST)
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「あおもり歴史トリビア」第607号(令和6年6月28日配信)
「あおもり歴史トリビア」第607号(令和6年6月28日配信)
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〈青森市メールマガジン〉
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皆さん、こんにちは。文化遺産課の設楽です。
前回の担当分(令和6年3月29日配信No.595)では、青森市北部の山間部から確認された4箇所の製鉄遺跡のうち、山城溜池遺跡とカナクソ沢遺跡を紹介しました。今回は、奥内地区のブドヤ沢遺跡、瀬戸子地区のドウヤ沢遺跡をご紹介します。
ブドヤ沢遺跡は、奥内地区を流れる奥内川上流の母沢とブドヤ沢の合流点付近に位置しています。二つの沢に挟まれた地点に丘状の地形があり、母沢に面した斜面から大量の鉄滓(※1)が確認されています。鉄滓が確認された斜面の頂部は、狭い平坦面となっており、この場所でも鉄滓や木炭が広がる範囲が確認されたことから、この位置に製錬炉(※2)が存在し、鉄の生産が行われたと考えられます。
ドウヤ沢遺跡は、瀬戸子地区を流れる瀬戸子川上流の二又沢とドウヤ沢の合流点付近に位置しています。二つの沢に挟まれた地点に丘状の地形があり、二又沢に面した斜面から大量の鉄滓が確認されています。斜面の頂部には、緩やかな傾斜の平坦面があり、鉄滓や木炭が広がる範囲が確認されたことから、この位置に製錬炉が存在し、鉄の生産が行われたと考えられます。
また、ドウヤ沢を50m程上流に進んだ北岸では細かな木炭が散布する範囲が確認されたことから、付近に木炭窯が存在していたと考えられます。
両遺跡とも、これまでに発掘調査は行われていないため、遺跡の時期はわかっていません。
今回、ご紹介した遺跡が所在する沢の名称は、製鉄や鋳造の操業施設を指す江戸時代の呼称である「銅屋(ドウヤ)」に由来していると考えられます。銅屋の地名は、青森市以外に外ヶ浜町、蓬田村を含む津軽半島東側の山間部を中心に点在するほか、下北半島の東通村などでも存在し、その地域からは製鉄遺跡が確認される事例が認められます。
※1鉄滓(てっさい) 鉄生産の折に排出されるかす
※2製錬炉(せいれんろ) 砂鉄を木炭と共に燃焼させ、酸素を取り除くための粘土製の炉
(令和5年6月30日No.560参照)
《問合せ》
青森市民図書館 歴史資料室
青森市新町一丁目3番7号
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
青森市メールマガジンをご利用いただき、ありがとうございます。
登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html
[登録者]
青森市
[言語]
日本語
[エリア]
青森県 青森市
登録日 :
2024/06/28
掲載日 :
2024/06/28
変更日 :
2024/06/28
総閲覧数 :
153 人
Web Access No.
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ブドヤ沢遺跡は、奥内地区を流れる奥内川上流の母沢とブドヤ沢の合流点付近に位置しています。二つの沢に挟まれた地点に丘状の地形があり、母沢に面した斜面から大量の鉄滓(※1)が確認されています。鉄滓が確認された斜面の頂部は、狭い平坦面となっており、この場所でも鉄滓や木炭が広がる範囲が確認されたことから、この位置に製錬炉(※2)が存在し、鉄の生産が行われたと考えられます。
ドウヤ沢遺跡は、瀬戸子地区を流れる瀬戸子川上流の二又沢とドウヤ沢の合流点付近に位置しています。二つの沢に挟まれた地点に丘状の地形があり、二又沢に面した斜面から大量の鉄滓が確認されています。斜面の頂部には、緩やかな傾斜の平坦面があり、鉄滓や木炭が広がる範囲が確認されたことから、この位置に製錬炉が存在し、鉄の生産が行われたと考えられます。
また、ドウヤ沢を50m程上流に進んだ北岸では細かな木炭が散布する範囲が確認されたことから、付近に木炭窯が存在していたと考えられます。
両遺跡とも、これまでに発掘調査は行われていないため、遺跡の時期はわかっていません。
今回、ご紹介した遺跡が所在する沢の名称は、製鉄や鋳造の操業施設を指す江戸時代の呼称である「銅屋(ドウヤ)」に由来していると考えられます。銅屋の地名は、青森市以外に外ヶ浜町、蓬田村を含む津軽半島東側の山間部を中心に点在するほか、下北半島の東通村などでも存在し、その地域からは製鉄遺跡が確認される事例が認められます。
※1鉄滓(てっさい) 鉄生産の折に排出されるかす
※2製錬炉(せいれんろ) 砂鉄を木炭と共に燃焼させ、酸素を取り除くための粘土製の炉
(令和5年6月30日No.560参照)
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