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2025年(令和7年) 5月18日日曜日 PM 12時20分 (JST)
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「あおもり歴史トリビア」第648号(令和7年4月18日配信)
「あおもり歴史トリビア」第648号(令和7年4月18日配信)
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〈青森市メールマガジン〉
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こんにちは。いつもご愛読いただきありがとうございます。文化遺産課の児玉です。
今年、小牧野遺跡は国史跡指定から30周年を迎えました。縄文の記憶を今に伝えるこの貴重な遺跡は、長年にわたる多くの方々の尽力により、現在の姿へと整備されてきました。今回は、小牧野遺跡の発見から国史跡指定に至るまでの歩みを、少しだけ振り返ってみたいと思います。
小牧野遺跡は、縄文時代後期前半(約4,000年前)の遺跡で、直径55mにも及ぶ国内最大級の環状列石が特徴です。この大規模な列石は、平成元年(1989年)、青森山田高等学校考古学研究会による発掘調査によって発見されました。
列石発見のきっかけは、昭和47年(1972年)8月、同研究会の葛西勵教諭のもとに持ち込まれた一つの「甕棺」(再葬用の壺形土器)が、「小牧野」という地名の土地から発見されたことによります。付近は「石神平」とも呼ばれ、50cm〜1mほどの河原石が地表に露出していたことなどから、葛西教諭は昭和49年(1974年)に発表した『北奥古代文化』第6号の論考の中で、大規模な配石遺構の存在について言及していました。
昭和60・61年(1985・86年)には、同研究会の生徒たちがボーリング棒を使った地下探査を実施し、広範囲にわたって配石遺構の存在が確認されました。その後、平成元年4月にも地下探査が行われ、配石の反応地点に目印の棒を立てて測量し、図面上に記録したところ、点がきれいな円を描いたといいます。
本格的な発掘調査は、平成元年4月29日〜5月13日、7月26日〜9月30日の2回に分けて実施され、調査面積は約800m?に及びました。その結果、保存状態が極めて良好な、特異な配石による環状列石が確認され、全国的な注目を集めることとなりました。
この発見をきっかけに、青森市教育委員会では平成2年(1990年)、社会教育課内に「埋蔵文化財係」を新設し、発掘調査を引き継ぎました。その後、平成17年(2005年)までの15年間にわたり、発掘調査が進められました。
そして平成7年(1995年)3月には、小牧野遺跡が国史跡に指定されます。縄文時代の精神文化や土木工事の実態を知る上で極めて貴重な遺跡として、念願の指定となったのです。
◆ 4月26日(土)記念イベント開催!
小牧野遺跡の国史跡指定から30年という節目を記念したイベントが、4月26日(土)10:00〜15:00に「縄文の学び舎・小牧野館」で開催されます。このイベントでは、「環状列石の発見から国史跡指定まで」と題した講座も11:00〜11:30に行われます。
・講師:筆者(児玉)
・会場:縄文の学び舎・小牧野館1階会議室
・参加無料・申込不要
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
(文化遺産課 児玉)
《問合せ》
青森市民図書館 歴史資料室
青森市新町一丁目3番7号
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
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○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html
[登録者]
青森市
[言語]
日本語
[エリア]
青森県 青森市
登録日 :
2025/04/18
掲載日 :
2025/04/18
変更日 :
2025/04/18
総閲覧数 :
123 人
Web Access No.
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こんにちは。いつもご愛読いただきありがとうございます。文化遺産課の児玉です。
今年、小牧野遺跡は国史跡指定から30周年を迎えました。縄文の記憶を今に伝えるこの貴重な遺跡は、長年にわたる多くの方々の尽力により、現在の姿へと整備されてきました。今回は、小牧野遺跡の発見から国史跡指定に至るまでの歩みを、少しだけ振り返ってみたいと思います。
小牧野遺跡は、縄文時代後期前半(約4,000年前)の遺跡で、直径55mにも及ぶ国内最大級の環状列石が特徴です。この大規模な列石は、平成元年(1989年)、青森山田高等学校考古学研究会による発掘調査によって発見されました。
列石発見のきっかけは、昭和47年(1972年)8月、同研究会の葛西勵教諭のもとに持ち込まれた一つの「甕棺」(再葬用の壺形土器)が、「小牧野」という地名の土地から発見されたことによります。付近は「石神平」とも呼ばれ、50cm〜1mほどの河原石が地表に露出していたことなどから、葛西教諭は昭和49年(1974年)に発表した『北奥古代文化』第6号の論考の中で、大規模な配石遺構の存在について言及していました。
昭和60・61年(1985・86年)には、同研究会の生徒たちがボーリング棒を使った地下探査を実施し、広範囲にわたって配石遺構の存在が確認されました。その後、平成元年4月にも地下探査が行われ、配石の反応地点に目印の棒を立てて測量し、図面上に記録したところ、点がきれいな円を描いたといいます。
本格的な発掘調査は、平成元年4月29日〜5月13日、7月26日〜9月30日の2回に分けて実施され、調査面積は約800m?に及びました。その結果、保存状態が極めて良好な、特異な配石による環状列石が確認され、全国的な注目を集めることとなりました。
この発見をきっかけに、青森市教育委員会では平成2年(1990年)、社会教育課内に「埋蔵文化財係」を新設し、発掘調査を引き継ぎました。その後、平成17年(2005年)までの15年間にわたり、発掘調査が進められました。
そして平成7年(1995年)3月には、小牧野遺跡が国史跡に指定されます。縄文時代の精神文化や土木工事の実態を知る上で極めて貴重な遺跡として、念願の指定となったのです。
◆ 4月26日(土)記念イベント開催!
小牧野遺跡の国史跡指定から30年という節目を記念したイベントが、4月26日(土)10:00〜15:00に「縄文の学び舎・小牧野館」で開催されます。このイベントでは、「環状列石の発見から国史跡指定まで」と題した講座も11:00〜11:30に行われます。
・講師:筆者(児玉)
・会場:縄文の学び舎・小牧野館1階会議室
・参加無料・申込不要
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(文化遺産課 児玉)
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